狭心症は冠動脈アテローム性硬化心臓病の一つの重要な酸素表現であり、疼痛のおこる部位は胸骨後と左胸前、また上腹部から咽頭部まで、あらゆる場所と左肩、左臂に局限する場合もある。疼痛の起こる位置は一面性となる。
病人はいつも自分の痛む場所の範囲だけ分かりますが、具体的位置を指示する事が出来ない。
普通はいつも一つの点で病人でいる人は、狭心症ではない。いつも痛む場所が変更している人の場合は、狭心症の患者が多い。
疼痛の性質は発作性閉痛、圧搾性鈍痛、緊縮感、燃焼感がある。
一部の患者には圧迫感と死感がある。疼痛が重くなると病人は原地から動けなくなり、元来の体位を守り、絞痛終了後疼痛もなくなる。
典型的な狭心症の発作は、2分〜5分位の方が多い。10分〜15分以上になる場合は少ない。
狭心症の誘発原因は、いつも速歩、土(坂道を上がることか?)、登梯(階段を上がること)、労働、自転車に乗る、気分緊張、寒さ、恐怖、喫煙、多食、性生活、発熱、心臓加速と過緩、貧血、低血糖等の場合に起こる。諸因がなくなると狭心症も起こらなくなるほうが多い。
休息、安静、あるいは睡眠時に起こる狭心症は、90%以上、その病気が重くなっていることになる。
●資料来源
1996年1月より1998年12月の3年間で、内蒙古婦幼保健院西式療法問診で治療していた患者の人数を統計した結果を
下の表に示しました。
●診断方法
人民衛生出版者、1997年に出版された『内科学』の狭心症診断指針によって、心電図の変化に基づいて診断する。
●治療方法
西式療法問診(西式療法診療センター)では、毎日一回治療し、10回治療が一つのコースになる。
平均2〜5コースになると効果が明らかになる。
- 平床
毎日少なくとも2時間位平床に寝かせて、背椎骨を平床に水平にして、神経圧迫を解除し、できるだけ脊髄神経の作用を発揮させて、心臓の供血を増加する。
- 硬物
硬物は頚部の正常の解剖学的湾曲を保持し、頚部は脳と内臓器官の連絡通路であり、脳神経と脊髄神経の中継でもある。特に、高齢の患者の中には、程度不等の頚椎症があり、頚部の血管と神経を圧迫するので頭痛、眩暈(めまい)によって、反射して心臓給血不全、胸閉、狭心痛等が起こる。
いつも硬物を使うと、間接的に狭心症の症状を緩和する。
- 金魚運動
脊椎の左右偏向を矯正し、脊髄神経の圧力を解除し、血液循環を促進する。
次に、腸管の振動をもって、便秘症を除き、胃腸機能を促進する。
- 毛管運動
足は人類のあらゆる活動の基礎であり、毛細血管は血液循環の原動力でもある。毛管細の分布図版に約70%を占めている。それで四肢を上にあげて微振動をすると明らかに毛細血管能力を増加する。特に静脈系統の環流を増加して間接的に心臓、腎臓及び血管系統の機能を促進する。
- 足の心臓運転法
足は人体の縮図であり、全身の各組織器官と密接な関係がある。
足の運動あるいは按摩をすると、心臓及び各組織の機能の調整を刺激し、さっそく狭心症を緩和する。
- 大気浴療法と温冷浴
皮膚の毛細血管の血液循環を促進し、全身の体液を中性にして、体内のpHの酸・アルカリ指数の平衡を維持し、間接的に心臓の機能を増加する。
現代医学では狭心症を治療するのに、次のような方法をとる。
- 完全に横になって休息する。
- 血管拡張剤を使う。この薬を使うと、大きな副作用がある。例えば、頭痛、顔赤、低血圧、心臓過速など、さらに時には狭心症の症状も出て来る。
- β受容体阻帯剤で治療する。この薬の副作用は、心臓過緩、せい鳴など、長期間仕様していて突然停薬すれば合併症が起こりやすい。また心筋梗塞も起こる。
●療法の視察
- ・西式療法
- 治療期間が短い、難しい副作用などない。再発することがない。
- ・現代医学
- 治療期間が長い。再発し易い。長期間薬を飲むと副作用がある。
西式療法と現代医学との比較を
表(2)に示しました。
●結論
- 西式療法は薬を使用しないで自分自身の自然治癒力(自然良能)を強化し、保健治療の効果をあげることができる。特に、進歩的な学者や社会人が注目している血液循環の原動力は全身に分布している毛細血管にあり、毛管運動によって毛細管の機能を促進するといっている。それは、心臓病の予防と治療な循環器系統の諸病に対して、明らかな効果がある。
- 西式療法は、効能が明らかだけではない。人体に副作用がないのである。早衰(老化)の防止、寿命の延長健康、健美、長寿に道向する新しい道である。
表(1) 狭心症患者が西式療法問診と内科に入院治療した人数
|
人数 |
男 |
女 |
平均年齢 |
平均病史(年) |
西式療法 |
96 |
59 |
37 |
56.5±15.5 |
18.5±16.5 |
内科入院 |
100 |
61 |
39 |
表(2) 西式療法と現代医学との比較
|
人数 |
治療日 |
再発(%) |
副作用発生(%) |
西式療法 |
96 |
15〜35日 |
4.65 |
0 |
現代医学 |
100 |
3ヵ月〜25年 |
85.83 |
67.20 |