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 渡辺医院より毎月一回発行されている『健康新聞』から、記事の一部を紹介します。(2001.10.28更新)



『健康新聞』第361号より

腰痛・ぎっくり腰は平床と金魚運動及び懸垂法が著効あり
医学博士
渡辺 正



▼直立歩行と六大法則▼
 われわれ人類は、四つばいの生活から直立歩行するようになったため、手によっていろいろな道具をつくり、頭脳が発達して万物の霊長となり、絢爛たる今日の文明をつくり上げることができたわけであるが、他面、足と背骨に種々の故障が生じるようになった。
 背骨は人間の骨髄の主要部分であるが、もともと四足運動の背骨と同じように、梁として設計されたものである。だから梁として使用する場合は非常に理想的であって縦に引っ張っても、横にしてもなかなか頑丈である。ところが人間は、この背骨を直立させて、柱として使用するようになってからは、特に重い頭を上に戴く関係から、背骨は科学的にいろいろ無理が加わり、故障が起こるようになったわけで、腰痛、ぎっくり腰もこのためである。
 まことに、直立歩行こそ人類の病気のはじまりということができる。直立歩行による足と背骨の故障を予防し、治療するのに、西医学健康法の六大法則、つまり平床、硬枕、金魚運動、毛管運動、合掌合蹠、背腹運動を実行することが有効。

▼特に「懸垂法」は腰痛・ぎっくり腰の治療に早効がある▼
 三号型健康機による傾斜懸垂法がよろしい。「懸垂法」は脊椎を引き伸ばしてこれを整正し、椎骨の副脱臼(亜脱臼)を治す。特に、腰椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、坐骨神経痛、腰椎捻挫、歩行不自由などに有効、更に、変形性頸椎症、手足のしびれ、慢性胃腸病など、ほとんどあらゆる病気を根治する偉効を持っているといっても過言ではない。

【方法】
 両方の顎骨と耳の後ろの乳嘴突起とを下から支えるようにして(革製の製品がある)、これでもって頭部を支え、梁から吊り下げて全身の重量をこれにかけてブラリとぶら下がるのである(顎下懸垂機という)。よく幼児を頭のところで支えて吊り下げ、「京を見せる」などという方法である。この方法を成人に行う場合は、チェーン・ブロック等を用いて、徐々に吊り上げ、頭部を支え、脊椎の痛みなどを考慮しながら漸を追って進むこと。  三号型健康機による傾斜懸垂法がもっとも有効で且つ実行し易い。傾斜角度は30度位からはじめて次第に45度、60度、80度と角度を上げて、ついには垂直にぶら下がれるようにする。懸垂中、腰を左右に捻じることをやるとよい。
 手足の麻痺、歩行不自由、頑固な腰痛等もろもろの疾病を治す。特に脳硬塞による半身麻痺や頸椎症(交通事故などによる)による下半身麻痺にも素晴らしい効果があります。
(写真)
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