渡辺医院より毎月一回発行されている『健康新聞』から、記事の一部を紹介します。(2002.2.28更新)
『健康新聞』第420号より
〜〜〜〜治験例〜〜〜〜
うつ病を治すに薬はいらない
群馬県嬬恋村
佃井 小美代さん(82)
佃井さんから次のような年賀状を頂いた。
「先生の御力添えによりその後元気になり、毎日、幸せな日々をおくっております。年末から孫が来たり、友人がスキーに来たりして楽しくすごしています。先生の御恩は忘れません。有りがとうございます。益々御健勝で頑張って下さるようお願いします。」
佃井さんが渡辺医院を訪れたのは平成7年10月25日である。数年前から、複数の大学病院の神経科で「うつ病」の診断の下に、入院や通院治療を重ね、抗うつ剤など内服していたが治らず苦しんでいた。
不眠症で安眠できない、頭がいつもフラフラする、もの忘れして仕事が出来ない、ものごとをしっかりまとめて考えることが出来ない、常に落ち着かない、不安感に襲われていた。
薬は、降圧剤(アダラート)、抗コレステロール剤(メパロチン)、その他、抗うつ剤(デパス等)、眠剤(エパミール、ロヒプノール)等を服用していた。
10月26日、西医学健康法を中心とした渡辺医院独特の治療法を開始。これらの薬を減量する。
抗うつ剤ルデオシール1日2Tを1Tにする。降圧剤アダラート、2日服用→1日とする。等、要するに神経科の薬(内服)を減量する。
独特の食事療法と治療法を開始する。
◎朝食廃止の2食
○半搗米のお粥(主食)
○バランスのとれた副食
○生野菜食(生野菜5種類以上の泥状汁)100〜150g1日2回
○便秘解消のため、スイマグを服用する(毎朝)
○三号型万能健康機による操作(六大法則をすべて実行する)
○温冷浴(冷、温、冷、温、冷、温、冷と7回)
○大気浴療法 1日5回
○胸部芥子泥湿布を実施する
血液、生化学検査で総コレステロール271と高く、K50と少々高いのみで、肝機能と腎臓機能に異常なし。胸部、心電図に異変を認めない。
次第に夜間、熟睡、安眠出来るようになる。
11月10日頃、ロヒプノール(眠剤)を減らす。外出して散歩するようになる。次第に元気になる。
三号型健康機による操作、運動療法、更に、温冷浴と大気浴療法など、直接、皮膚機能を促進することが、神経疾患(うつ病、摂食障害、分裂病など)を治すことができる。
11月中旬より、気分よく眠れるようになる。時には眠れないこともあるが、元気になる。
11月下旬、メパロチン廃める。よく眠れる。ロプヒノール1/4を減量。
12月上旬にロプヒノールを全廃。12月中旬によく眠れるようになる。薬を減らしたので頭ががんがんしたり、ぼんやりとしたりするが、これは眠剤をやめた反応である。次第に体調良好となる。
12月下旬、よく眠れる。
12月29日、一時的に退院。
翌年(平成8年)1月5日、再入院。正月中、自宅では眠れた。入院後も安眠できたが、頭がぼんやりとして、ふらふらすることもある。
次第に安眠できなくなるが、頭の中でゴーンとうなるのがなくなる。これらの症状は、渡辺医院入院前に数年間、向精神薬を服用していた影響である。一種のリバウンド、言い換えれば好転反応とも言える。血液検査で何ら異常なし。
1月上旬、よく眠れるが、頭の中がもうろうとしている。
1月下旬、笑顔になること多し。よく眠れるようになる。外泊する。自宅ではよく眠れる。
頭の中で「がんがん」ということがなくなる。
2月中旬、不眠症も治り、頭痛も軽快する。
2月20日に退院。
その後、6月8日に多摩丘陵病院で精査を受けたが、「異常なし」とのこと。
平成9年、渡辺院長の指示で自宅で西式健康法を実施。この間、耳鳴り、眼瞼下垂等の症状が現れたが、六大法則、生食療法、温冷浴などを実行、次第に物音がよく聞こえるようになり、耳鳴りも消える。
10月には眼瞼下垂も軽快する。
顔色も良く、嬬恋村にて元気で年金暮しを続けているうちに、心身共に体調良好となる。
平成11年には、頑固な耳鳴りも軽快。顔色も良くなり、明るく話すようになった。現在デバスも服用していない。心身共に全く健康である。
西医学健康法を実行して、環境は嬬恋村のような自然生活に入ることが、精神・神経疾患を治す決め手である。
佃井さんは現在、非常に元気で明るく楽しくすごしている。
〜〜西医学の創始者、西勝造氏の言葉より〜〜
痛みは神の啓示
西 勝蔵
痛いところがあったら、それを楽しむことだ。症状としての痛みは、いわば療法であるから、痛みをじっくり味わいながら楽しむことである。「痛い痛い、少し休ませてくれ、膏薬を貼ってくれ」などというのは、結局はだんだん体をいためてゆく原因となるのである。
それは神を信じないということである。痛いということは、神の啓示があるという証拠である。しるしである。信仰のないものが、何がしるしだ、などとばかにしていると、そのうちに本当に生命を失うことになることがある。しかし大抵の痛みは、完全な合掌合蹠と温冷浴をして、六大法則を実行しておれば、自然と消えるものである。
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