渡辺医院より毎月一回発行されている『健康新聞』から、記事の一部を紹介します。(2002.5.28更新)
『健康新聞』第402号より
〜〜〜〜治験例〜〜〜〜
学校生活のストレスによって神経症となり、過食をし、その反動で拒食症になったが、渡辺医院で10日間体質改善を行って完治する。
浜松市
笠井 國子さん(17)
笠井さん(仮名)は高校3年生である。高校ではスポーツを熱心にやっていた。大学の入学試験に備えて勉強するため部活をやめた頃から、ストレスのために、夜中に食事をとるようになった。過食のために度々嘔吐するようになった。
腹一杯食べては、自力で吐くというようなことを繰り返していた。
次第に、食べるのが恐くなり、食事を規則正しく摂らなくなる。非常に少量しか食べられない。
落ち着いて勉強することもできない。
平成10年1月5日、渡辺医院に入院。西医学健康法によって心身共に改善される。
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笠井さんは慢性便秘症である。体は痩せているが、お腹は膨満している。
血圧(100/65)、ECGに著変を認めない。以前から軽度の鉄欠乏性貧血である。
血圧検査の結果、赤血球461万を基準値内にするが、血色素量(ヘモグロビン)が8.6g/dlと低い(基準値11.3〜16.2)。
笠井さんは生水、生野菜を摂らない。ハンバーガーのような食事と甘いケーキやチョコレートなどを好んで摂ることが多い。
生水と生野菜の不足は、ビタミンA1、βカロチン、ビタミンC、ビタミンEなどビタミン類の不足と、鉄分、カルシウムなどミネラル類の不足、更に食物繊維類の不足を招くことになる。
したがって、慢性便秘症となり、ビタミン類とミネラル等の不足は、体内の新陳代謝を低下させる。このようにして慢性便秘症となり、鉄欠乏性貧血となる。こうなると、ストレスに対する抵抗力も弱く、神経症、うつ症にかかり易くなる。
したがって、生水と柿茶(ビタミンC)を飲み、朝食廃止の2食として胃腸の機能改善をはかる。渡辺医院独特の生野菜食を摂る。食事療法と、六大法則の実行、特に、三号型健康機による治療はすばらしい効果を発揮する。
便通がつき、食欲も増す。
毛管運動によって全身の血液循環が良好となり、気持も明るくなる。
大気浴療法(1日5回)と温冷浴法は精神と肉体の疲労を回復し、自律神経失調を治す。
笠井さんは頑固な便秘症であったが、渡辺医院独特の洗腸法で排便も順調になる。
入院後、2〜3日で悪心、嘔吐もなく、食事もおいしく食べられる。元気が出て、積極的に行動するようになる。
10月15日には退院、その後は元気で通学している。
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