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 渡辺医院より毎月一回発行されている『健康新聞』から、記事の一部を紹介します。(2002.11.30更新)



『健康新聞』第423号より

「病気を予防するのも治すのも自分の力」
  • 薬はその自然治癒力を弱めるもの
  • 四大原則・六大法則の西医学健康法
  • 毎日の実行が生命力を充実させる
医学博士渡辺 正氏に聞く

「健康ナビ」副編集長
嶋屋佐知子
(株)セルフケアニュース

◎クスリを使うほどからだは悪くなる?

 健康を気づかう人が増えてきました。しかしふだんは無茶をしても、いざとなれば薬を飲めばいい、と考えている方は多いのではないでしょうか。
 現代医学は日々進歩し、どんどん新しい薬や治療法が開発されています。けれども病人の数が減っているわけではなく、むしろ薬や治療による問題が起こったり、新しいトラブルに姿を変えただけ、という観もあります。薬は基本的に、半面毒物だからです。病気をたたこうと薬を使い、その副作用によってかえって別の病気になり、さらに薬を使うという悪循環におちいることもある。それは根本的な治療とは異なるからです。

西医学の健康四大原則

西医学では、健康な体を得るため、
四肢栄養皮膚精神
の四つの調和を目指します。

四大原則”の詳しい内容については
こちらのボタンをクリックして下さい
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 西医学は、対症療法で病気を根本的に治そうとするものではありません。人間を全体として、つまり生体一者として診る医学です。だから薬に頼らないで病気を治したり、病気を寄せつけないからだづくりを提案することができるのです。

◎症状は治療、治すのは自己治癒力

 薬に頼らない治療を説明するには、まず、西医学の基本的な考えを理解していただく必要があります。それは「症状すなわち治療」ということです。一般的には「症状は病気」と思われており、だからその症状を早く治そうとして薬を飲む。外に表れた症状を薬で強制的に抑えようとするのです。
 そうではないのです。頭が痛くなる、熱が出るということは、体内で起こったトラブルを治すための、自然治癒力の発現です。外から侵入したウィルスをせん滅する働きによって熱が出る。熱そのものは病気ではない。だから、症状だけに気をとられ、薬を飲んで抑えることが治療だ、と思ってはいけません。
 発熱はまさに、からだが病気を治そうと闘っている姿です。熱の原因となっているひずみを解消しなければ真の解決になりません。そして問題を解消できるのは、自分自身の治癒力しかありません。病気は薬で治るものではなく、自分みずからの生命力で治るものです。
 人間や動物でも、命あるものは、自分で病気を治す力を持っています。これを自然治癒力と言い、自然良能作用といい、これが病気を遠ざけ、病気になっても軽くすみ、薬なしで回復する方法です。



〜〜西医学の創始者、西勝造氏の言葉より〜〜
風邪にレモン

西 勝造

 新聞やラジオを聞いていると、こんなにもあるものかと思う程ビタミンCの薬が、あっちからもこっちからも売り出されていることがわかる。しかし実際に実験してみると、薬剤ではどうもうまくいかない。やはり一番よいのは柿茶である。
 わたくしは時によってはレモンを買って来て、これを二つに切って搾り、それに熱湯をさしていただくことがある。味付けの欲しい時は蜂蜜をたらし、そして就寝前にいただくのである。しかしこれでは高価で不経済だから、平生は柿茶ですましている。特別に味覚中枢を刺激する意味でレモンを用いるときもあるが、その場合でも国産レモンにしている。輸入品は高いだけで、分析してみても内容は同じである。
 但しレモンにはビタミンC・K・Pが含まれているから、重宝である。ビタミンPはレモンの皮に多く含まれているので、皮をきざんで煮て食べることにしている。全くレモンは、捨てるところといえば種くらいのものである。
 また風邪をひいたとき、レモン汁に熱湯をさして、就寝直前に召し上がると、発汗して熱が下がって来る。それでも発汗しない時は、脚湯で発汗させる。発汗した後でビタミンCと塩分と水分とを補給することをわすれては、仏作って魂いれぬと同じで、言語道断のことである。
(注、昭和32年5月発行「長命の生理」より)

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