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 渡辺医院より毎月一回発行されている『健康新聞』から、記事の一部を紹介します。(2006.02.28更新)



『健康新聞』第478号より

[参考文献]
(健康ナビ2002年冬号)

渡辺 正博士に聞く
風邪によく効く西医学
    健康法の決め手はこれだ
健康ナビ編集部
(前回更新からつづく)

●子どもが風邪で高熱を出したときの対処法

 風邪で高熱が出ると言うことは、体内に毒素がたまっているということです。風邪をひくと、水分、ビタミンCが不足するので、水や、柿の葉茶、オレンジジュースなどをたっぷり飲ませるようにしましょう。

○脚 湯 法

「これは発汗療法といって、発汗させて体内の毒素を体外に出す方法です。
 熱そのものは病気ではありません。熱の原因となっている体のひずみを解消しなければ解決しません。発熱、発汗療法です。
 発熱で殺菌し、毒素を体外に排出します。」(渡辺先生)

 20分間温めたままだと、足の関節がゆるんでいるそうです。跳んだり跳ねたりすると足を痛めるので、最後に水につけて締めることを忘れないようにしましょう。
 また発汗療法なので、汗をかくと水分と塩分が出て、ビタミンCが減るそうなので、補給を忘れずに。午後3時過ぎにやるのがいいそうです。
 また渡辺先生によると、この方法は体内の老廃物がすべて汗になって出ます。
 発汗後に、生体に必要な水分、塩分、およびビタミンCを補給することが重要です。血液がきれいになり、同時に熱がさがって菌が死ぬことになるそうです。

「脚湯法」の手順

  1. 摂氏40度で、5分間
  2. 摂氏41度で、5分間
  3. 摂氏42度で、5分間
  4. 摂氏43度で、5分間
  5. 汗をかいたらやめる。脚を湯から出して、よく拭く。
  6. 水に1回つける (摂氏14度なら2分間、15度なら2分半、16度なら3分半)
  7. ゆっくり休む

----足首の温冷交互浴法

「鼻風邪や、鼻がつまっているときなどに効果があるので、足首の温冷交互浴法です。
 足首、足の血液の循環がよくなるので、風邪の予防にもなります。鼻がつまっていたら、鼻の通りがよくなる。尿の出の悪いときは出がよくなる。赤ちゃんが鼻がつまっているときなどもよいですね」(渡辺院長)

 水虫や凍傷の場合は、30分から1時間半くらい行うと良いそうです。風邪をひいたら、午前中に足首の交互法を行い、午後3時以降に脚湯法をやると効果的だそうです。

「足首の交互浴法」の手順

洗面器または適当な器2個に湯(摂氏40度〜42度)と水(14度〜16度)を用意する。
  1. 足首から下(くるぶしまで)を、湯(摂氏40〜42度)に2分間。
  2. つぎに水(14〜16度)に1分間
  3. つぎに湯(同じ温度)に1分間
  4. つぎに水(同じ温度)に1分間
  5. つぎに湯(同じ温度)に1分間
  6. つぎに水(同じ温度)に1分間と、1分間づつ交互に各3回の足首以下の温冷浴をする。
    *湯から水に入れるときは、しずくを軽く拭くこと。

あると便利なもの

  1. 防水加工の時計
  2. 砂時計
  3. プラスチックのマグカップ
  4. 水温計


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