渡辺医院
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毛管運動特集-3
 雑誌『私と健康』で掲載された“毛管運動”特集をご紹介していきます。(2000.9.15更新)



脱疽で両足切断と診断されたが、【毛管運動】のおかげで、いまはひとりで歩けるほどに回復。
熊本県
長友マツエ
(74才)

◇8年間、脱疽の痛みと闘い、熟睡できる夜はなかった

 私は右足の中指が脱疽(だっそ)になってしまい、平成元年の10月から地元の病院で治療していましたが、全く治る気配もありませんでした。両足の動脈が詰まってしまって、血液が足の先に来ないので、指先が腐っていくんです。
 痛み止めの薬をはじめ、血液が通るように血管拡張剤や降圧剤などを使いましたが、なかなか治りません。赤外線治療もしましたが、全く効果がありませんでした。もう足掛け8年も痛みと闘っていました。
 毎晩、足に激痛が走って、熟睡どころか満足に眠れる夜はありませんでした。
 千葉県の浦安にいる息子が見かねて、上京するように言ってくれました。息子は10年前に渡辺医院のお世話になっていたんです。
 そこで今年の1月に上京して、渡辺医院に5〜6日通院しました。私は独りでは歩くことも出来ませんでしたから、息子が毎日付き添ってくれました。
 通院していた時は痛みが軽くなったり、逆に痛みが激しくなったりしました。いままでは痛み止めの薬を使っていましたが、この時は薬をやめたからです。一時は我慢できないくらいの激痛でした。そこで渡辺先生の紹介でこちらの総合病院で、動脈の血管造影検査をしていただきました。結果は両足の上の動脈部分から詰まっているとのことでした。つまり切断する場合は、大腿部からということです。
 本当に目の前が真っ暗になりました。切らないのなら痛み止めの薬を使っていくしかないという結論でした。


◇2週間で治ると確信、3週間で久々の安眠

 それで渡辺医院に3月2日に入院しました。独りでは動けないので、息子が会社を休んで2週間病院に泊まり込んでくれました。最初は足が痛くて、夜も全く眠れませんでした。でも薬は飲まず足に消毒液を塗るだけでした。
 渡辺先生は、どうしても痛かったら我慢しないで痛み止めの薬を飲んでもいいといわれました。しかし、私自身もできるなら薬は飲みたくなかったので、必死になってがんばりました。
 入院して1週間経った時くらいから、痛みがやわらいできました。2週間過ぎた頃からは、治ると確信できました。そして3週間ほどしてからは痛みも消え、夜もぐっすり眠れるようになりました。
 毛管運動は1〜2分間やる運動です。仰向けになって、両方の手足を垂直に伸ばします。そして足の裏をなるべく水平にして、手の指は軽く伸ばし、この状態で微振動させるのです。
 最初は少し動かすだけで、痛くて痛くて、どうしようもなかったです。でも1週間で痛みがやわらいで、3週間で痛みが消えていました。薬を飲まないのに痛みがなくなるなんて不思議でたまりませんでした。
 毛管運動をすると血液の循環がよくなります。それで体が暖かくなってきて、足もス−っと軽くなるんです。
 脱疽のために、足の中指は真っ黒に変色していたんです。腐って落ちる寸前だったのが、1ヵ月もすると治ってきて肌の色も回復してきました。本当に不思議です。いまでは杖もほとんど使わないで歩けるし、階段も独りで歩けるようになりました。
 最初は腰が曲がっていましたが、いまでは背筋も伸びてきました。
 足の指に毛布が乗るだけで激痛が走ったのに、いまは全く平気です。熟睡できるのは何年ぶりでしょうか。顔の色つやもよくなったし、10kgほど体重も減って、足にかかる負担も軽くなりました。
 何より嬉しいのは、両足を切断せずにすんだことです。私の足を助けてくれた毛管運動を、これからも一生続けていきたいと思います。


〜渡辺正先生のひとことアドバイス〜
 長友さんの病気の原因は、砂糖の過剰摂取です。砂糖をとりすぎると動脈硬化になり、動静脈吻合が硬化したりして循環異常が起き、潰瘍が出来やすくなります。これが脱疽で、治すには、毛管運動がベストです。同時に生野菜やビタミンCが多い柿茶などで血液をきれいにしていったので、脱疽も治りました。


(写真)
長友マツエさん




むち打ち症を治すために【毛管運動】を始めたら、降圧剤にいっさい頼らずに血圧が下がり、胃腸も丈夫になった。
東京都
長島昌江
(65才)

◇つらいむち打ち症が薬を使わずに治った

 初めて渡辺医院に入院したのは19年前です。交通事故にあって、ひどいむち打ち症になってしまい、頭痛や首筋の痛み、腕のしびれなどに悩まされていました。
 薬や注射を使わずに治す渡辺医院に50日間入りました。痛み止めなどの薬はいっさい使わずに、毛管運動や青汁、温冷浴(温浴と水浴を交互に繰り返す)などで、ひどいむち打ち症を治してもらいました。
 1週間で徐々に痛みが引いていき、ほぼ1ヵ月で完全に痛みがとれました。毛管運動は血液の流れをとてもよくするのでむち打ち症にも効果があります。今は後遺症はいっさいありませんね。
 毛管運動などの効果は知っていたのですが、当時は仕事が忙しくて、毎日継続することは出来ませんでした。
 そのような私が毎日、毛管運動などの西式健康法を実行するようになったのは6年前の入院後からです。毛管運動をはじめ、各種の運動を毎朝1回しています。ワンクールで約30分くらいかかります。
 私は不動産業をしていますが、とても仕事の時間が不規則なんです。それで無理を続けると、血圧が上がり、肩こりや頭痛に悩まされます。家系的にも血圧が高いのです。体調がいいときは血圧も正常ですが、仕事で疲労やストレスがたまると、上は185ミリくらい、下が115ミリくらいに血圧が跳ね上がることがあります(血圧の平常値は最高140ミリ未満、最低90ミリ未満)。でも慢性的な高血圧ではありませんでした。
 ところが、それまで体調がいいときは普通だった血圧が、6年ほど前からはいつも高いという状態になってしまいました。それで渡辺医院に入院しました。毛管運動などを続けているうちに、降圧剤はいっさい使わずに血圧は徐々に落ち着いていきました。


◇1日3回の毛管運動で疲労回復、体調も万全

 毛管運動はあおむけになって、手足を垂直に伸ばして、手足を微振動させる運動です。手は軽く伸ばし、足の裏を出来るだけ水平にして1〜2分間するだけです。私は毛管運動だけは、朝と帰宅したとき、そして寝る前と、1日3回はします。気持ちよく熟睡でき、翌朝はすっかり疲労が回復するんですよ。
 体操を続けることによって、血流がよくなって、 体の調子がとてもいいのです。以前は、疲れてくると体が鉛を背負ったようにすごく重くなりましたが、それも解消できましたね。また疲れすぎると眠れなかったのですが、それも治って今は熟睡できます。
 5種類以上の野菜を入れた青汁は昼と夜の2回、コップに1杯飲みます。青汁を飲むと腸がきれいになって、便通がよくなります。高血圧には便秘は危険ですからね。
 毎日1リットル以上飲んでいる生水の効果もあります。以前、赤血球が多すぎるといわれました。血液が固まりやすいので、なるべく水を飲むようにと指導されました。一生懸命に続けたら1年もしないうちに赤血球の数値も正常になりました。
 仕事が忙しいと、青汁と生水が毎日続けられずにとびとびになってしまうんです。そうすると、とたんに調子が悪くなります。私は胃腸が弱かったのですが、青汁と生水で丈夫になりました。
 今では血液の検査をしてもコレステロールや中性脂肪など、全ての面で基準値内におさまっています。高血圧の人が何もしないで、普通の生活をしていたら、こうはいきません。これも毛管運動などのおかげです。


〜渡辺正先生のひとことアドバイス〜
 高血圧の主な原因は、ビタミンCの欠乏や肉食などで血液が濃厚になることと、下半身の血液の循環が悪くなることです。  毛管運動は血液の循環をよくし、生水や生野菜は濃厚な血液をさらさらにします。長島さんは、降圧剤をいっさい飲まずに高血圧がよくなりました。


(写真)
長島昌江さん


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